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リーガル・プロフェッショナル・インタビュー 有限会社FISCO・公認会計士山口事務所 公認会計士 山口高志先生

プロキャリアの「リーガル・プロフェッショナル・インタビュー」も第3回目となりました。
今回は有限会社FISCO代表取締役、公認会計士山口事務所代表の公認会計士 山口高志先生に公認会計士としてIPO(新規公開株)支援やデュー・デリジェンス業務にどのように携われているのか、お話をお伺いしました。
山口先生の御経歴
公認会計士2次試験合格後、監査法人トーマツに入所。
トータルサービス部にて会計監査、IPO支援、デュー・デリジェンス、再生事業等に従事。
また、監査法人トーマツ在籍中、米国系投資ファンド・グループに出向し、再生業務に携わる。
2006年1月有限会社FISCO設立、同社代表取締役社長に就任、現在に至る。
  • まずは遡って、公認会計士を目指したきっかけや経緯についてお話いただけますか?
  • 若い頃ですが、世の中をよりよい社会にしたい!みんながHAPPYになれる社会にしたい!そんな話を友人たちとよく話しました。多くの人は、人生の非常に多くの時間を会社で費やし、そこで給料をもらって生活するわけですから、HAPPYな人生を送るためには、時間的にも経済的にも、会社というものが非常に大きな影響を持つんだな、という認識がそのころからありました。ですので、自然と会社経営に興味を持ちました。経営者の近くで、会社や経済という側面から社会をよりよくしたい、そんな思いが時を経て公認会計士という形で自己実現した、というのが経緯でしょうか。
  • 受験生時代はどのように勉強されていらっしゃいましたか?
  • ダブルスクールには通っていましたが、実際にマシンのように勉強に打ち込むようになったのは周りが就職活動をし、内定をもらいだした4年生になってからですね。このまま試験に受からなかったらどうしようという焦燥感は常にありました。受験時代はそういった意味で本当に苦しかったです。
  • 公認会計士になり、大手監査法人に就職したころはどのように仕事に取り組まれていましたか?
  • 私は幸運にも当初からの希望がかないIPO・デューデリ・M&A等を扱う部門で仕事ができました。監査法人では入社したばかりの新人でも、入社した瞬間からプロとしての仕事を求められました。先輩達は皆プロフェッショナルとしての意識が非常に高かったです。
    仕事を覚える機会は自分で掴みに行く、そんな積極的な姿勢が必要でした。監査法人ではどんな大先輩でも「○○さん」と呼びます。それは新入社員だろうと、先輩であろうとプロとして扱われるということの象徴だと思います。
    業務も事務所内ではなく、ほぼ100%クライアントの会社に出向して行っていました。
  • 公認会計士のお仕事として、先生のようにIPO支援や、デューデリなどの仕事に携わるご経歴は珍しいのですか?
  • 監査法人は大きく分けて、監査部門とIPO・デューデリ・M&A等の部門に分かれるところが多いです。
    その中でもやはり監査部門が中心です。
    ですから最初からIPOやデューデリに携わるというのはどちらかというと少数派です。
    3〜5年監査の実務、内部統制の実務を自分で把握して、マネージャークラスになってIPO部門に異動することが通常多いパターンです。
    トーマツはIPOが強かったのでほかの監査法人の監査部門からトーマツのIPOに移ってくるケースも多かったです。
  • 公認会計士のキャリアプランとして先生のように独立されるかたは多いのですか?
  • 事務所内で部門異動し最終的にはパートナーを目指す方や、コンサル系会社に転職をする方など様々です。IPOをやっている部門ですと、独立される方も多いですね。
  • そんな中なぜ独立という選択肢を選ばれたのですか?
  • 私が監査法人に就職した頃、エンロン事件などがあり、監査法人の独立性が非常に厳しく求められるようになりました。それに伴い入社当初と比べて、どんどんコンサルティングやアドバイザリーが事実上制限されているように感じてきました。もともと経営者と接しながら仕事をしたいという思いは強かったので、思い切って独立を考えました。
  • 先生の事務所はいわゆる、町の会計事務所とは少し違った業務をされていらっしゃると思います。御社の業務内容について簡単に教えてください。
  • 会計士の仕事の醍醐味は、資本市場との関わりを持ったダイナミックな仕事ができることだと考えています。
    具体的には、IPOやエクイティファイナンスであったり、M&Aだったりといった場面が活躍の場となります。
    また、コーポレートガバナンスの構築やディスクロージャーの支援というのも、資本市場とかかわる会計士ならではの仕事だと思います。
    証券会社やベンチャーキャピタル、弁護士等々、多くの業界の方と幅広く仕事をできることもやりがいのひとつですし、それゆえ難易度の高い業務が多いというのも事実です。
    現在弊社では上場を控えている会社のIPO支援が主な業務ですが、最近では、上場会社のアドバイザリー的な顧問という仕事も増えています。
    監査法人の独立性が非常に強く求められている時代、会計、監査、内部統制等についての顧問としてのニーズは今後も増加すると思います。
  • 弊社プロキャリアもお役立ちさせていただいていますが、御社の人材採用に関するお考えはどのようなものですか?
  • パーソナリティを一番重要視します。お客様との関係もそうですが、一緒に仕事をやっていきたいと思えるかどうかが一番大きいです。一生懸命前向きにやってくれる人。明確な将来のビジョンは固まっていなくていいので、一緒に成長する方向性に賛同してくれるというのが大切です。それがあれば絶対に伸びると思います。
  • 休日はどのように過ごしていらっしゃるのですか?
  • 休日は家族と過ごしたり、趣味のテニスをしたりして汗を流しています。休日はなるべく家族との時間を大切にしています。もともと実家が田舎ですので、都心に出て行くよりは自然を満喫するほうがリラックスできるんです。

<取材後記>

山口先生とスタッフの皆さんが歳が近く、若さと活気に溢れた事務所でした。
事務所内では、「山口さん」と呼ばれているのは監査法人時代の名残でしょうか。
そんなフラットな事務所の雰囲気は他の士業事務所にはないものを感じました。
この先生と同じ方向に向かって成長したい!という思いが強く感じられ、成長する会社にある活気を感じました。

お忙しい中取材にご協力頂き、ありがとうございました。

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